プラッキングしている子としていない子の違い

毛を抜くってどういうこと?

ワイアのお手入れはプラッキングという毛を抜くお手入れをするのが
スタンダード(犬種標準)に沿ったやり方ですが、プラッキングをしている子としていない子の違いってなんでしょうか。

我が家には抜いている子と、抜くのをやめてハサミで仕上げている子が
いるので、違いを書いてみたいと思います。

ブラックやタンの色が白くなります。

色のついた毛は毛先が黒く(茶色く)根元は白っぽくなっています。
アンダーコートのブラックはチャコールグレイです。
カットしてしまうと色のついた部分を切り落とす事になるので全身白っぽくなってきます。
まれにプラッキングをやめても色の抜けにくい子もいますが、
ほとんどの場合白っぽくなっちゃいます。


悲しいからあんまり出したくないんですがプラッキングをやめて半年ぐらいでまっちろです。
それまでは綺麗な三毛イヌだったのにー!
汚れ方がぜ~~~んぜん違うっ!

冬など乾燥の激しい時期は土ぼこりのところを歩くと
5分もしないうちに足先がベージュになっちゃうのが抜いてない子です。
ボディは抜いてるけど、脚はハサミって子も多いと思いますが
その場合も一緒。

ハサミを入れて細くなった毛の、ホコリを吸い付けるパワーはすごい!

土のドッグランを一走りしたら、全身の毛が土をすってもう別犬種です!

プラッキングしている子は、同じところヘ行っても汚れ具合が多少少ないです。
足先に土ぼこりはつきますが、取れるのも早いです。

水にぬれた時も全然違いますよ。

プラッキングして、密な良いコンディションのコート(被毛)は
水を良くはじき、肌まで水を通しにくいです。
背中なんかとくにそう!

ちょっとぐらい川に入っても、見事に水をはじいていて、
コートがしっかり体を守ってるのを実感します。
(しばらく入ってれば当然肌までぬれてしまいますけど。)

柔らかい毛はちょっと水をかけただけで、肌までべしょ~~~っと濡れてしまいます。
まあ、シャンプーの時は楽ですね。

ドライイングも、(毛が伸びている子は別として)ハサミの子はすぐ乾きます。

それに引き換え、プラッキングした背中の乾かない事乾かない事!
我が家のドライヤーがパワー不足なせいもありますが
地肌までしっかり乾かそうと思ったら、とても大変!
表面が乾いていても、指を入れると、毛の根元が湿ってる事はしょっちゅうです。

ちゃんと乾かさないと、肌の不調の原因になるので、がんばって乾かします!

一番ちがうのは抱き心地!

ハサミの子は柔らかくて良いですね!
プラッキングの子は、洋服の生地を突き抜けた毛が肌に刺さってチクチク!
夏はちょっと辛い事も!

抜いてる子の方が見た目が若々しい印象です。

ハサミのお手入れで毛が白っぽくなってる子も、
目のまわりの毛だけは茶色が比較的残ってる事が多いので
ちょっと残念な感じに見えるような…。

もっとも、客観的な見た目の印象と、
自分のうちの子の可愛さは別物ですけどね!

あと、毛(体)をなめる癖のある子の場合、なめた部分の白い毛が赤っぽくなりますが
抜いてないコートはより赤みが強く出る印象があります。

(初出:2011年10月5日 2019年2月修正)

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