夏と言えばサマーカットっしょ。

ワイアらしい形の作り方

夏だからサマーカット。ツルツルさっぱりすっきり身軽で涼しそう。
良いじゃん!サマーカット!

そー思っていた訳ですよ。
だってむしむし暑いもん。日本ってば。

がっ!
どーもその考えは、間違えていたようで。

 

「犬 サマーカット 体温」このキーワードでググったら
たくさん記事がでてきました。

獣医さん監修の記事もあり、いくつか読んでみてこれは信頼できそうだと
思ったので自分なりにまとめてみました。

外飼い、または、日中ほとんど外に居る子の場合

・蚊やダニに狙われます!
フィラリアの心配もあります。ダニは刺されるとアレルギーが出る子もいます。

・直射日光の影響を直接受けます。
イヌ族は被毛込みで体温調節しますから、
お日様に当たると体温が急激にあがってしまい
熱射病のリスクがかなり高くなります。

・真夏はともかく、夜は逆に冷え過ぎてしまいます。
体温調節にたくさんのエネルギーを使うことになり可哀想です。

・怪我しやすくなります。
毛がない分、擦り傷や喧嘩になった時の傷を負いやすくなります。
ヤンチャ系ワンコの場合死活問題ですよ。

 

室内飼いの場合

・エアコンの冷気で体が冷えすぎてしまいます。
冷気は下に溜まりがち。イヌ族は低い位置にいますから、ヒト以上に冷えます。
そんな中、ツルツルのサマーカットだったらどうなります?
ヒトでもエアコンで冷えてしまって不調を起こす場合があります。

・イヌ族の恒常性に影響が出るかもしれません。
 冷房、暖房、サマーカットで自然な体の反応が乱れ、ヒートの間隔が乱れたりする場合もあるようです。
※恒常性=外部環境の変化や食物が変化しても、体温や血糖値などの生理的状態を一定に保つこと、およびその仕組み。


 

調べた結果、夏でも地肌が見えるほどのツルツル・マルガリータはやめて、
肌が保護される程度の長さは残したほうがよさそうです。

ワイアの場合、夏に毛が長くてアンダーコートもたっぷり!だと、蒸れてお肌の状態が心配です。
アンダーコートをしっかり目にかきとって、全体に短めにするといいと思います。
(お肌が見えるような短さでなく!ですよ。)

事情があってガッツリ抜いたり、アレルギー管理のために短くカットにする場合、
機能性Tシャツなんぞ着せた方が良いのかもしれません。

過去に獣医が講師の講習会で、暑さでイヌの体温が上がってしまったら
イヌの肘ちょっと下程度の深さの水に脚をつけるとすぐに体温が下がると、教わりました。
氷水にいきなり全身ドボン!はダメですよ。心臓がびっくりしちゃいます。

ヒトには涼しげに見えるサマーカット。
マルガリータはノンノン!です。
勉強になりました。

(初出:2011年8月16日 2019年2月修正)

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