洗ってから抜く?抜いてから洗う?

毛を抜くってどういうこと?

トリミングサロンにお手入れ(グルーミング)をお願いすると
ブラッシング→シャンプー→プラッキング→爪切りの順番の所が多いようですが
順番ってあるのでしょうか?

 

以下に自分の見た様子を書いてみます。

プラッキングもやってくれるサロンでの経験

ブラッシング

シャンプー

プラッキング(全身)

爪切り

テリアのプロの一例

ブラッシング

ボディのレイキング

ボディのプラッキング

シャンプー&ドライ

顔と脚の飾り毛をプラッキング+全身チェック、仕上げ

爪切り

ワイアのお手入れ講習会を聴講した時の説明

シャンプー(ただし、テリア用として販売しているもの)
「ベイジング」と言うそうです。

足裏のバリカン

ボディのプラッキング

飾り毛(フィニシング)

ですが、やはり私はシャンプーが先だと作業しにくく感じました。
テリア用だと、また違うのかもしれませんね。

何はともあれ、毛玉があってはシャンプーも抜く事もできませんから、
充分にブラッシングするのは当然として、次はシャンプー?それとも
抜いた方がいいのでしょうか?

毛を抜くときは毛穴が開いていた方が抜きやすそうです。
皮脂が毛の根元にたまっているほうが、毛穴が開いた状態になるので、
汚れていても、シャンプー前に抜いた方が肌への負担も抜く人の負担も少なくなります。
実際シャンプーした後は、毛穴が閉じているようで、抜きにくい事が多いです。

テリアのグルーマーさんの中には「プラッキングの一週間前はシャンプーしないでつれてきて」と言う方もいらっしゃいます。

ですから、抜きやすさ(=犬への負担)を考えるとシャンプーの前にプラッキングをするのがよいと思います。
目の粗いコームやブラシでとかし始めて、目の細かいものに変えてさらにとかし
毛玉やフケ、アンダーコートやゴミなどをよく落としてから抜き始めます。

「あまりよごれていては恥ずかしい」とばかり、前日などにシャンプーしてしまうと
抜きにくくなってしまいます。
激しくよごれていたら四肢のみ洗って
ボディはレイキングして、タオルでふく程度にしましょう。
脚は直前に洗って乾かした方が毛が立ち上がるので形を作りやすいです。

それから、自分で抜いていて感じるのは、シャンプー&ドライ直後の毛は切れやすい
ということです。ナイフでの作業では、毛がすべってしまいますし、
切れやすいと特に感じます。

一方、飾り毛は、毛がべたついてよじれた状態では
美しいアウトラインを作る事ができませんので、シャンプーしたあと
毛を伸ばしながらよく乾かし、毛をふくらませた状態にしてから抜いていきます。
ショーにだす方は、チョークを入れてから抜く場合もあります。

※チョーク(黒板に文字を書くチョークと同じ意味のチョーク。シッカロール風の粉ですが、文房具のチョークではなく専用の物があります)

飾り毛を作った後にボディの毛が飛び出していないかチェックして最後に爪切りをします。
(血が出るほど切り戻すときは、シャンプー前にする場合もあるようです)

プラッキングによって、肌に刺激を与えるわけですし、雑菌がついたまま
毛を抜くわけですから、私の場合、ボディのプラッキングの後は、
殺菌と保湿効果のあるローションをスプレーします。
(場合によってはシャンプーします)

洗った後、ボディの毛が浮かないようにシャンプー後拭くのに使ったタオルなどを
背中にかけ、毛が浮くのを押さえます。
ストッキングを切ったものがちょうどいいサイズだ、という話も聞いた
ことがあります。(ワイアのスタンダードは、ボディにはり付くような
コートと密度ある飾り毛がポイントです。)

私個人は、がっつり抜いてシャンプーした後、肌が赤くなっているときは
アロエや保湿力の高いローションや前出のスプレーなど、保湿剤を
犬の肌に刷り込んでからドライヤーをかけます。
人間と同じで、保湿が先!

こうする事により、肌の赤みが早く引いてトラブルを回避出来るように思います。

(2019年1月修正)

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