プラッキングをプロに頼む時

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自分でちょこちょこ抜き始めるといろいろな問題にぶつかります。

「うわ!ハゲた!」
「抜きすぎた!」
「ここをどうして良いかわからない」
「欲しい形は何となくあるけど、自分でやると思った形にならない。」
「抜いてるのに色が出ない」

などなど。

身近に詳しいくて気さくな人がいれば良いのですが、
そんな人がいない場合…。

行ける範囲にテリアのサロンがあったら、
思い切って信頼のおけるプロにお願いしてみましょう!

プラッキング/ストリッピングは、特殊なお手入れ方法ですから、
街のグルーミングサロンでは、まず対応してもらえないと思って間違いありません。

トリマーを養成する学校でも、プラッキングは教えない所もありますし、
形だけさらりと教える所、
テリア種に力をいれている所、と、様々なようです。

が、学校で少し習った程度では、上手には出来ないだろう、と私は感じます。
もともとプラッキング犬種を飼っていて、学校の外でも抜いている、なんてひとは別ですが。

「毛を(切らずに)抜く」という簡単な事ですが、トリミングナイフを使う事に
より、毛が切れてしまいがちですし、毛を切らずに狙ったラインを作るのもなかなか技術が必要です。

そして「プラッキングやります」という所は、
実際そこで抜いた子の出来栄えを見た上で判断した方が良いかもしれません。

ブラックがチャコールグレーに、タンがクリーム色になっていたら、
毛が切れている(ハサミなどを多用して切っている)という事になります。
せっかく抜いたあとにバリカンを入れるサロンもあるようです。

SNSの普及で最近は「なにこれ?」って驚くようなカットは減りましたが、
以前は妙な形で作られちゃうワイアさんも多かったようです。

テリアのサロンに通っていても「毛質の問題でこの子はタン(黄土色)にはならない」
と言われたと嘆いていた人もいましたが、そんな事はありません!
色の出にくい子もいますが、時間をかけて毛を切らずに抜けばタンになります。
その子は後にピカイチのサロンに通って綺麗に色が出るようになりました。

本来のワイアらしい姿にしたいなら、高い技術のサロンにだすべきです。

プロに頼む事の利点は、奇麗に仕上がった形を自分の犬で見られること、です。
写真に撮るなりしてなんども眺め、その形をよく頭に入れましょう。

次回自分で作業する時に、その形に近づけるように、崩れた所を修正するわけです。

まったくのゼロから形を作るより、基本となる形があってそれを修正する方がラクですし、上手くできます。

サロンでは自分で上手く出来ない所を質問する事も出来ます。
ですから、自分のやり方につまずいたら、プロに頼みましょう。

サロンに頼むときの注意点

自分がどの程度の仕上がりを望むのかハッキリ伝える

たとえば、顔や耳はバリカンをかけても良いのか、お腹以外にはバリカン
(クリッパー)を入れないで欲しいのか、これらを伝えるのは重要な事です。
プロなんだから~と、何も伝えずにお任せして、耳にバリカン入れられて
せっかくのタンが台無し~なんて事にもなりかねません。

日々抜いて努力していてもハサミやバリカンを入れてしまうと、
色が一気にあせてしまいますし、場所によっては一目見てバリカンだ!とわかってしまいます。

ただし、1歳半前の子の場合、耳が立たないように、耳の毛を長めにしたり
抜かないようにする場合もあります。若い子の場合は、プロと相談してどうするか決めましょう。

あとは、飾り毛をゴージャスに、とか、全体短めに、とか、お好みの形と
自分でわかっているお肌のようすや、癖(ここを触ると怒る)などを伝えれば
良いのではないでしょうか。
バリカン負けしやすいとか、特定のシャンプーを使うと調子を崩すといった情報もトラブル回避になりますね。

あまりお金をかけずに、ワイアをきれいな外見で保つコツ

年に3~4回、形が崩れてきたらプロに頼んで、普段はまめに自分でお手入れするというのが、
お財布に優しく、ペットワイアを美しく管理出来る方法の一つです。
月に一度は時間をとってブラッシングや、レーキング、伸びてきたところを抜くだけで,サロンで作ったきれいな形が長持ちします。

もちろん、短いスパンでプロにだす余裕のある方は、ぜひ!
ぴっかぴかのワイアをいつもながめることができますよん。

(初出:2011年4月5日 2019年1月修正)

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