ワイアのスタンダード(犬種標準)3 首とボディ

スタンダード(犬種標準)

ひき続き、JKCのスタンダード(犬種標準)です~

スタンダードは犬種標準と訳しまして、その犬種の、そうあるべき姿形と性格、歩き方などの理想形を文章にしたものです。

ドッグショーでは「どれだけスタンダードに近いか」を判断し入賞を決めます。

 

頸(ネック)
すっきりしており、筋肉質で、かなり長く、
スローティネスはない。
肩に行くに従って幅広になる。
側望すると優雅な曲線を描いている。

ボディ
背(バック)
短く、平らかで、たるみがなく、強い。

腰(ロイン)
筋肉質で、僅かにアーチし、カプリングは非常に短い。

胸(チェスト)
下胸は深く、前方の肋は適度にアーチし、
後方の肋は深く、良く張っている。

「全犬種標準書」(2011年10月現在 第10版) ※転載の許可をもらっています。

 

スローティネス = のどの皮のたるみ

上記のネックとバック、ロインの記述から「ロングネックショートバック」と
言われるようになりました。
ここまでが首!ここからが肩!ときっぱり別れずに
なだらかに肋骨の一番下あたりまでカーブを描くのが良いんです。

背 短く、平らかで、たるみがなく、強い。
 = 背線は地面に対して平行で短くまっすぐ。
歩いたときにダルダル揺れたりせず力強く張りがある感じ、ですかね。

ロイン = 腰 サーロインのロインです。
一番最後の肋骨~腰の骨(寛骨)までの腰椎の部分。
たぶんロイン=カプリングだと思うのですがちょっと確証が持てません。
ご存知の方ご教示ください。

このロインの部分がいかに短いか、または短く見せるかがショートバックのキモ!

 

胸(チェスト)
下胸は深く = 肩の上から胸の下端まで十分な長さが求められます。肋骨でいうと5番目あたりです。
前方の肋は適度にアーチ = 肋骨の1〜4番目までの部分は上腕骨を動かすため張りすぎていてはいけません。
後方の肋は深く、良く張っている。 = 5〜9番の肋骨は心臓や肺などの臓器が入るので幅が必要です。

サラブレッドを縮小するとワイアのバランスになるんだとか。
2013/01/05 訂正 サラブレッドではなくWelsh Cobという馬のようです。

photo by:Katdib at English Wikipedia / Wikimedia Commons/CC BY-SA

 

いつも首輪をしている子だと、その部分の毛が刷れたり跳ねたりして
キレイなネックラインが作れないんですよね。

(初出:2011年10月24日 2019年2月修正)

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