ショードッグさんのフロントとバック

ワイアらしい形の作り方

ぴかぴかのショードッグさんは、ボディは毛が貼り付くように短めにして、
脚や顔は飾り毛を作ります。
ゴージャスに見せようとして、ついつい飾り毛をたっぷりにしてしまいがちですが、
写真に撮ってみると、なんだか野暮ったい~?
シャープなスタンダード風にしたいなら、飾り毛のボリュームは要注意ポイント!

左はショードッグ風ピカピカスタイル。

顔は丸い筒のように。サイドのラインもまっすぐ。
ボディから脚まで、スッキリとしたラインでつながっている事。
これがポイント。
バックスタイルも腿の飾り毛が後ろから見えるのは、ダメダメ。
トロットで歩いた時に、飾り毛が風になびいてはダメなんですって。

※トロット=馬術用語。ウォーク(並足)、トロット(早足)、
キャンター(駆け足)、ギャロップ(早駆け)。ショーの時は、トロットで歩くと言う決まりがあります。

成犬のショードッグさんの脚毛に触らせてもらった事がありますが、
ショー用のお化粧もしていますがコップ洗える?っていうぐらいバリバリでした!
毛の密度もみっちりあって、風が吹いても形をキープしていそうな感じ。

薄い生地の服で抱っこすると、生地を突き通してチクチク肌に刺さるぐらいが
正しいワイアコートです。(だから、夏の抱っこは辛いんです。)

右は飾り毛残しすぎたスタイル。
脚の付け根が「もんぺを履いている」ように盛り上がったラインは
スマートではありません。とくに後ろ足の腿の横が出っ張りがちなので注意が必要です。

でも、イラスト描くと右の方がかわいかったりして。

え?私ですか?

自分で「キレイだな」と思う子の写真をガン見しながら、日々努力中です。
(私は理屈から入る方なのですよ。と言い訳してみる。)

磨き上げられたショードッグさんは本当に素敵。
ボディから脚先までの流れるようなライン!

早く自分も「コレだ!」ってラインを作れるようになりたいですね。

(初出:2011年9月12日 2019年2月修正)

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