オーバーコートとか、アンダーコートとかって言われてもよくわからない!
ですよねー!
最初は私もさっぱりわかりませんでした。ざっくりとした解説です。
ワイアのコート(被毛)といってもいろいろあります。
★アンダーコート/緬毛/下毛
柔らかいワタのような毛。
体温を保つのに役立ちます。
★オーバーコート/ワイアーコート/トップコート/ハッシュコート/上毛
針金(ワイア)のような太くてばりばりの毛。粗剛毛。
ワイアーへアード・フォックス・テリアという名前の
「針金のような毛」はここから来ています。
くるくるしたコイルのような毛って意味じゃないですよ!
上記2種類の毛が生えている「ダブルコート」がワイアの被毛です。
↑
レイキング(伸びきった毛やアンダーコートを梳かし抜く作業)した毛のアップ。
アンダーコートとオーバーコートの違いがわかっていただけるでしょうか。
↑
オーバーコート
針金(ワイア)のように固くてハリが有り、抱っこすると生地を突き抜けて肌にあたりチクチクします。
↑
アンダーコート
(オーバーコートとフケが混ざってますが…すいません)
アンダーコートが多すぎると、ボディの毛がぴたっと体にはり付く感じが出ません。
レイキングと言う作業でとかしながら抜きますが、
取り過ぎはダメですよ。
体温調節がうまく出来ず、外気の温度に影響されやすくなります。
こちらも参考にどうぞ ↓
冬は冬で寒さから膀胱炎になってしまったりって事もあります。
プロがきちんと管理する、または、お外=たくさん走って運動する、
なら違うかもしれませんが、
普段室内飼いで、外出がゆっくり歩く程度のお散歩や人間のカフェのおつきあいでは、
愛犬にとっては、きっと寒さが身にしみると思います。
ですので、体調管理の意味でもスカスカになるほどの抜き過ぎには注意ですよ。
スタンダードの観点からもみっちりと密度のあるコートが求められるようです。
右は抜いた事のない子のコートの様子(一例)。
くるくるひつじさん。
ほとんどが柔らかなアンダーコートで、オーバーコートがほとんどない状態。
これはこれでぬいぐるみみたいですけどね♪
ついでに、黒い毛の様子も撮影しました。
↑
根元が白くなっているのがわかりますか?
毛を切る(毛が切れる)という事は、色の濃い部分を切り落とすってことです。
ブラックやタン(茶色)の色があせてしまいます。
(初出:2011年9月26日 2019年2月修正)
投稿記事は個人記録/感想です。
・ 記事は参考程度にとどめ、実行は自己責任で。
・ 記事/写真の無断転載禁止です。転載する場合は該当URLの記載必須です。
こちらもお読みください。
よろしくお願いします。